楽天メディカルジャパンは２月９日、神戸市、神戸大大学院医学研究科と神戸医療産業都市におけるイルミノックス・プラットフォームを基にした、新たながん治療の研究開発に関する連携・協働協定を締結したことを発表した。

イルミノックス・プラットフォームは、技術基盤の名称で、米国国立がん研究所の小林久隆医師らが開発したがん光免疫療法が基 となっている。光感受性物質と標的認識物質から組成される医薬品の投与と医療機器を用いての特定な光を照射することで、光感受性物質を活性化させ、標的の細胞膜を破壊して標的細胞の速やかで選択的な壊死をもたらす。

協定に基づき、楽天メディカルジャパンと神戸大学は、神戸市において、イルミノックス・プラットフォームを基に開発され国内で承認されている医薬品および医療機器による頭頸部がん治療について医師に対する治療支援を行い、地域内の治療連携を進める。また、楽天メディカルジャパンと神戸大学は、泌尿器領域において同プラットフォームを基にした新たながん治療の研究開発を共同で行う。

さらに、3者で連携して、地域内の研究機関、企業等との研究連携の促進、がん治療全般に関する情報発信や啓発活動を行っていく。