アトピー性皮膚炎の外用薬 コレクチムが急速浸透
公開日時 2020/11/30 00:00
処方の9割が開業医コロナ禍のプロモーションも反映かアトピー性皮膚炎を適応とする外用剤として21年ぶりの新薬となったコレクチム軟膏(一般名:デルゴシチニブ)。JAK阻害薬として初の外用剤でもあり、皮膚科医を中心に関心も高い。その半面、新型コロナの感染拡大を受けた緊急事態宣言中の今年4月22日に薬価収載され、感染者数が再び増加し始めた6月24日に発売と、プロモーション活動におけるコロナの影響も気になるところだ。そこでいつものように、調剤レセプトベースで実際の処方動向を把握・分析する医療情報総合研究所(JMIRI、読み:ジェイミリ)のデータから、コレクチムの立ち上がりや、競合品の免疫抑制薬タクロリムス軟膏(先発品名・プロトピック)の市場の動きをみていく。コレクチムは、「ステロイド外用剤の副作用が現...