厚労省 武田薬品と米モデルナ社で新型コロナワクチン候補「mRNA-1273」の国内供給で3者契約締結
公開日時 2020/10/30 04:50
厚生労働省は10月29日、武田薬品、米・モデルナ社と新型コロナウイルスワクチン候補の「mRNA-1273」の国内供給をめぐり、3者契約を結んだと発表した。開発に成功した場合、2021年前半から合計5000万回分(2500万人分)が供給される予定。武田薬品は日本での製造販売承認申請を行うほか、完成されたワクチンを国内に輸入し、販売を担う。
供給を受けるワクチンは、2021年上半期に4000万回分(2000万人分)、21年第3四半期に1000万回分(500万人分)の予定。
ワクチンは、米モデルナ社が開発し、現在米国では臨床第3相試験を実施中で、3万例が登録されており、11月には有効性の初期解析結果を公表する予定としている。