ファイザー 疼痛薬・リリカのAGなど4製品の情報提供活動を開始
公開日時 2020/10/20 04:51
ファイザーは10月19日、8月に承認を取得した4成分14品目のオーソライズド・ジェネリック(AG)の承認取得の案内を同日から始めたと発表した。情報活動は同社アップジョン事業部門が行う。発売日は未定。4成分は疼痛薬プレガバリン(先発品名:リリカ)、降圧剤アムロジピン(同ノルバスク)、降圧剤ドキサゾシン(同カルデナリン)、片頭痛薬エレトリプタン(同レルパックス)――。このうちプレガバリン以外の3成分は通常のジェネリックが販売されている。
14品目のAGはいずれも先発品と同一の有効成分(原薬)、添加物、処方、製造所、製造方法、効能・効果、用法・用量、規格、試験方法――で、「品質、有効性、安全性は先発品と同一」だとしている。
同社は、AGで治療する選択肢、患者の経済的負担を軽減する機会を提供することで、「非感染性疾患(NCD)治療のパートナーとして患者さんや社会が負うNCDの負担を軽減できるよう取り組む」とコメント。8月に同社を含む22社が承認を取得したリリカの後発品市場に関しては、「発売以来 10 年以上にわたりリリカの製造、情報提供活動を通じて培った経験を生かし、AGにおいても神経障害性疼痛の患者さんに貢献していく」としている。
ファイザー日本法人は▽バイオファーマシューティカルズ事業部門▽アップジョン事業部門――の2つの事業部門で構成される。アップジョン事業部門は主に循環器疾患、疼痛、精神疾患領域の先発品と後発品を扱い、NCD治療への貢献と負担軽減に取り組んでいる。