日本ケミファ サスメドと業務提携 共同開発を視野
公開日時 2020/08/26 04:50
日本ケミファは8月24日、とともに、サスメドとの間で、特定の疾患領域をターゲットとした医療用医薬品開発候補テーマについて、共同開発を視野に入れた業務提携を開始したと発表した。サスメドの第三者割当増資の一部も引き受ける。日本ケミファは、有望な開発品目や開発候補品目を早期に臨床現場に届けることを目指している。
サスメドは、医療用アプリやブロックチェーンの医療応用についての各種特許を有するなど、デジタル医療を推進する研究開発型企業であり、不眠症治療用アプリをはじめとする医療用アプリ開発、医療用アプリ開発の汎用プラットフォーム提供、臨床開発支援システムおよび AI自動分析システムの提供・事業展開を行っている。データ改ざんが困難なブロックチェーン技術を医療分野において利用することで、従来の方法よりもセキュリティレベルを向上させると同時に、費用対効果が高く、かつ正確性 が担保されたデータ管理を実現するシステムを開発しており、複数の特許取得済みの技術を有している。
また、ブロックチェーン技術の医療応用の一環として、国立がん研究センターと共同で、ブロックチェーンを活用した臨床試験のモニタリングを実施し、モニターが医療機関を訪問し原資料と報告用資料の照合を行わなくとも、データの信頼性が担保されることの立証を進めている。日本ケミファは、サスメドが新たに発行する優先株式の一部を引き受けることに関する出資関連契約を 2020 年8月 21 日付で締結している。出資額および諸条件につきましては公表していない。