フェリング 新型コロナウイルス 婦人科医や産科医の研究助成プログラムを開始
公開日時 2020/04/24 04:50
不妊症や産婦人科領域のグローバルリーダーであるスイスのフェリング・ファーマシューティカルズは4月17日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)研究を行う産婦人科医や産科医に対する研究助成プログラム「Ferring COVID-19 Investigational Grants」を開始したと日本法人を通じて発表した。新型コロナの感染が世界に拡大するなか、不妊症・産婦人科領域のリーダーとして、研究者と患者の医療ニーズに応える取り組みの一環として同プログラムを設立した。
募集期間は4月15日~10月31日。応募から14日以内に採否を通知する。1研究あたり最大2万5000ユーロを助成する。特設サイト(
https://ferring.fluidreview.com/)から応募する。
同プログラムは、COVID-19患者におけるIVF(体外受精)関連データの収集が目的で、▽自然妊娠を含む、さまざまな妊娠段階にあるSARS-CoV-2感染者の追跡調査▽不妊治療進行中SARS-CoV-2に感染した患者の不妊治療結果に関するデータ収集▽SARS-CoV-2感染者の新鮮または凍結した生殖細胞/胚に関するデータ収集――などを研究課題に挙げている。