ファイザー 新型コロナをテーマにネットシンポ 3月23、31日の両日開催へ
公開日時 2020/03/11 04:50
ファイザーは3月10日、新型コロナウイルス感染症に関するインターネットシンポジウムを3月23日、31日の両日開催すると発表した。同社は2月21日に医療従事者を対象とした新型コロナウイルスの感染予防や最新情報をインターネットでライブ配信し、約4500人が視聴している。同社は、「医療ニーズに沿った適切な情報提供により、広く医療に貢献したい」としている。
3月23日のインターネットシンポジウムは、18時から「COVID-19セミナー 現場に届け、緊急新型コロナ対策」と題し、「新型コロナ:今分かっている事、出来る事」テーマに、国立国際医療研究センター国際感染症センター国際感染症対策室医長で国際診療部副部長(兼任)の忽那賢志氏と、聖路加国際病院QIセンター感染管理室マネジャーの坂本史衣氏が講演する。
31日は19時から「若手医師セミナー」と題し、「新型コロナウイルス:その現状と対策 疫学・臨床・感染管理それぞれの視点から」をテーマに、23日登壇予定の忽那氏、坂本氏のほかに、国立感染症研究所感染症疫学センターの神谷元氏が講演する。セミナーコーディネーターはともに感染症コンサルタントの青木眞氏が務める。
このほか同社はCOVID-19関連情報を「PfizerPRO」に掲載している。同サイトは、日本の医療機関・医療提供施設に所属している医療従事者を対象とする無料会員制サイト。
◎MRを含む外勤社員の在宅勤務を3月31日まで延長
ファイザーは同日、新型コロナウイルス感染症への対応として、MRを含む外勤社員の在宅勤務期間を3月31日まで延長すると発表した。2月28日時点の発表では、3月13日までを在宅勤務期間と定めていたが、その後の状況を踏まえ期間の延長に踏み切った。これにより今月中の医療機関への訪問は自粛となるが、医療従事者等から要請があった場合など例外的に訪問する場合も、メール、電話、郵送等での対応を最優先することを徹底している。