処方増意向は8割 第一選択の判断はこれから 「症例蓄積を」との声も
末梢性神経障害性疼痛薬タリージェ
公開日時 2019/11/30 00:00
神経障害性疼痛は、末梢性と中枢性に大別され、末梢性神経障害性疼痛(PNP)は、帯状疱疹後神経痛(PHN)、糖尿病性の末梢性神経障害性疼痛(DPNP)、三叉神経痛など多くの疾患が含まれている。このPNP治療薬として19年4月にタリージェ(一般名:ミロガバリン)が発売された。神経内へのカルシウムの流入を抑制することで痛みの伝達物質の放出を低下させ、疼痛緩和効果を発揮する。同じ作用機序の薬剤として、神経障害性疼痛全般に使えるリリカ(プレガバリン)がある。ただ、タリージェは使用がPNPに限定されるものの、添付文書に記載のある慎重投与は「腎機能障害のある患者」と「高齢者」のみで、前評判ではリリカより安全性が高いと言われている。では、実際にタリージェの処方経験がある医師はどのように評価しているのか。医療...