改正薬機法 参院厚労委で審議入り
公開日時 2019/11/20 04:50
加藤勝信厚労相は11月19日の参議院厚生労働委員会(園田修光委員長)で、改正医薬品医療機器等法案(改正薬機法案)の趣旨説明を行い、審議入りした。加藤厚労相は18日に開かれた官民対話で、「これから参議院の審議だが、一日も早い通過に努めていきたい」と述べており、11月中の成立を目指す。
改正薬機法案は、優れた医薬品、医療機器等の安全・迅速・効率的な提供と、住み慣れた地域で安心して医薬品を使用できる環境整備を基本理念に掲げる。①先駆け審査指定制度や条件付き早期承認制度の法制化などを通じた開発から市販後までの規制の合理化、②薬剤師に調剤後の服薬状況の把握・服薬指導を義務付けるなど、薬剤師・薬局のあり方見直し、③虚偽・誇大広告などへの課徴金制度の創設など、過去の違反行為への対応―が柱となっている。