医療・健康分野のコンタクトセンターの運営などを手掛けるビーアイ（BI）メディカルは10月９日、デジタルマーケティング支援事業を展開するエム・シー・アイ（MCI）と、リモートディテーリングの総合支援サービスの提供を始めたと発表した。

リモートディテーリングは、例えば製薬企業本社から医師や薬剤師に、電話とパソコンを用いて情報提供・収集活動すること。BIメディカルはリモートディテールの専任担当者（リモートＭＲ）に係る主にソフト面のサポートを、MCIはリモートディテーリングのやり方や効果検証など主にコンサルティングを行ってきた。両社が協業することで、リモートディテーリングの立ち上げ・運用・フォローアップなど、一気通貫のソリューションの提供が可能になる。

リモートディテーリングにおける両社の現在の強みは、MCIは▽リモートＭＲチャネル戦略推進支援▽KPI分析レポート代行▽オウンドサイトからの予約受付環境整備▽オウンドサイトからの申込勧誘用チャットツールの導入・運用▽リモートＭＲによるメールマーケティング推進支援▽サードパーティからの集客代行――となる。BIメディカルは、▽Web会議システム運用・保守管理▽リモートＭＲサポートデスク開設・対応▽リモートＭＲのアサイン▽顧客のリモートＭＲ向け初期研修▽アポイント獲得代行コール――となる。また、両社とも、リモートディテーリングの環境整備代行やリモートＭＲトレーニング支援を行っている。今回の協業により、これらサービスを総合的に提供していく。

両社は2017年７月に、製薬業界におけるマルチチャネルマーケティング支援強化を目的に、業務提携した。今回のリモートディテーリングの総合支援サービスは、その具体策のひとつとなる。