【19年8月リスト 短期連載6(最終回)】がん免疫療法 併用治療の検証が広がる
公開日時 2019/10/04 05:00
ミクス編集部が製薬企業68社を対象にまとめた「新薬パイプラインリスト19年8月版疾患別」(19年6月調査、P2以降の開発品を整理・集計)では、免疫チェックポイント阻害薬関連の開発品のうち、小野薬品のニボルマブ(製品名オプジーボ)が28品目(プロジェクト)、アストラゼネカのデュルバルマブ(同イミフィンジ)が18品目と、特に多くの開発プロジェクトが進行中であることがわかった(表)。免疫チェックポイント阻害薬をめぐっては、対象となるがん種の追加のほか、既承認のがん種に対する使用ラインの追加、さらには他剤との併用療法の開発が進んでいる。免疫チェックポイント阻害薬とは異なる機序で免疫を活性化させたり、血管新生やDNA修復機構など他の機序に働きかけたりして、有効性を高めるねらいだ。ニボルマブ+イピリムマ...