骨粗鬆症薬イベニティ 採用施設の約6割が薬理作用を評価
新薬採用率62.5%(第1位)
公開日時 2019/09/30 00:00
2019年新薬採用アンケートの採用率第1位は、骨粗鬆症治療薬イベニティ皮下注105mgシリンジ(一般名:ロモソズマブ(遺伝子組換え)、製造販売元:アステラス・アムジェン・バイオファーマ)だった。採用率は62.5%。骨形成促進と骨吸収を抑制する2つの効果を併せ持つのが特徴で、弊誌調査でも採用医療機関の約6割が「薬理作用が新しい」を採用の決め手に挙げた。一方で日本での販売開始以降、心血管系関連の事象が複数報告されており、適用患者の見極めが重要な薬剤だ。(岡山友美)同剤は、骨細胞から分泌され、骨形成の抑制と骨吸収の促進に関与する糖タンパク質、スクレロスチンをターゲットとして開発されたヒト化抗スクレロスチンモノクローナル抗体だ。「骨折の危険性の高い骨粗鬆症」を効能・効果とする。210mgを月1回、1...