株式会社プレシャス・コミュニケーション・ジャパン原暢久ここ数年分の医師版マルチメディア白書において、リモートコミュニケーションの実態が報告されている。Web講演会が開始された当時の利用の伸びに比べると低調とも言える推移である。リモートコミュニケーションは従来リモートディテールと呼ばれていたもので、Web講演会がリソースを主として社外の資産を利用していたのに対し、リモートコミュニケーションは人的リソースを社内に求めているケースも多い。そのため、簡単にスタートしたり、低調だからといって簡単にやめるわけにはいかないケースもある。そのため、製薬会社の実務担当者からはリモートコミュニケーションの継続等について悩んでいる話も聞こえてくる。今号ではそんなリモートコミュニケーションの現状について考察をしてみ...