ノバルティス 非小細胞肺がん治療薬ジカディアで錠剤の承認取得
公開日時 2019/09/03 03:50
ノバルティスファーマは9月2日、ALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺がん治療薬ジカディアの新剤型となるジカディア錠150mg(一般名:セリチニブ)の承認を取得したと発表した。承認は8月21日付。現行の製品はカプセル製剤で、より服薬しやすい剤形の開発に取り組んでいた。錠剤の大きさはカプセル製剤の長径約23.3mmの半分以下となる直径9.1mmとなり、服用時の利便性が向上すると期待されている。
ジカディアは、がん細胞の増殖に関与するALK融合遺伝子の活性を阻害することで効果を発揮するALK阻害薬。カプセル製剤は2016年3月に承認され、同年5月から販売している。効能・効果は、カプセル製剤、錠剤ともに、「ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」。