CSL 血友病B治療薬・イデルビオン静注用3500の剤形追加承認取得
公開日時 2019/08/22 03:50
CSLベーリングは8月21日、半減期延長型の血友病B治療薬・イデルビオン(一般名:アルブトレペノナコグ アルファ(遺伝子組換え))の剤形追加となる「同静注用3500」の製造販売承認を取得したと発表した。これまでの製品は、同静注用250、500、1000、2000。平均体重の日本人男性患者に同剤を定期投与で用いる場合、今回承認を取得した3500では、1バイアルですむことになり、利便性の向上につながるという。同社では、「新たな剤形が加わることで、個々の患者の必要性に応じ、より柔軟な治療選択が可能になる」としている。
同剤は同社独自技術により、半減期の長いアルブミンと融合させることで長時間にわたり体内の血液凝固第IX因子活性を持続させることに成功した製剤。「血液凝固第IX因子欠乏患者における出血傾向の抑制」を効能・効果に、16年11月に販売を開始した。定期的に投与する場合は通常、体重1kgあたり35~50国際単位を7日に1回投与する。患者の状態に応じて体重1kgあたり75国際単位の14日に1回投与に変更することもできる。