大日本住友製薬 米スタートアップに出資 フロンティア領域で3件目に
公開日時 2019/07/26 03:50
大日本住友製薬は7月25日、米国のスタートアップ企業であるDrawbridge Health社に出資する契約を提携したと発表した。同社が事業化を進める医薬品開発以外の「フロンティア領域」の取り組みの一環。Drawbridge Health社は、毛細血管からの採血技術を活かし、痛みの少ない採血を行い、そのまま輸送できる単一の臨床検査用のデバイスを開発中。同社は、自社の重点領域に活かすことも視野に検査項目の追加などの改良、将来的な事業化を含めて検討する。なお、出資額は「数百万ドル」とし具体的金額は開示していない。
今回の提携は、同社のフロンティア領域で結ぶ外部提携として3件目となる。2018年10月、サイボーグ技術の実用化を目指すメルティンMMI(東京都新宿区)への7億円の出資と、医療機器などの共同研究開発契約を締結。19年2月には、認知症に伴う行動・心理症状(BPSD)を緩和させる医療機器について、Aikomi社(神奈川県藤沢市)と共同研究契約を締結している。