シャイアー買収の武田は17位19年度は約5000億の投資へ18年度の製薬会社の研究開発費のトップはロシュだった。本誌調査では13年度から６年連続のトップとなる。そして、ジョンソン・エンド・ジョンソン（Ｊ＆Ｊ）、アッヴィ、メルク、ノバルティスまでの上位５社が研究開発に年間１兆円を投じた。前年調査では３社だった。円換算（レートはP30）による為替影響に留意が必要だが、医薬品開発の難易度の上昇を端的に表した結果といえそうだ。もちろん、持続的な成長のために必要不可欠な投資であることは言うまでもない。実際、18年度の研究開発投資で、前年を上回った企業は38社で、約６割を占める。前年も約６割の企業が研究開発費を増加させていた。上位10社のなかで最も研究開発費を増額させたのはアッヴィで、前期比102％増。...