武田テバ アリセプト後発品に「レビー小体型認知症」の適応取得
公開日時 2019/05/31 03:50
武田テバ薬品は5月30日、アルツハイマー型認知症治療薬アリセプト(一般名:ドネペジル塩酸塩、エーザイ)の後発医薬品に「レビー小体型認知症」の適応を追加する承認を取得したと発表した。先発品と効能・効果、用法・用量が同一となった。武田テバファーマは4月に同様の承認を取得している。
承認は5月29日付。ドネペジル塩酸塩錠の3mg、5mg、10mg「TYK」と各規格のOD錠。「レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制」の効能・効果と用法・用量を追加した。この疾患には、認知機能障害のほか、幻視やパーキンソニズムなど特有の症状がある。認知症の中では、約半数のアルツハイマー型に次いで多く、約2割を占めるとの報告もある。
この成分では、既に10社以上の後発品が同様の適応を取得している。武田テバファーマの製品名の屋号は「テバ」。「レビー小体型認知症」の適応は、アリセプト(エーザイ)が2014年9月に世界で最初に承認を取得した。