MSDとバイエル 高脂血症薬ロスーゼットを発売 ゼチーアとロスバスタチン配合
公開日時 2019/05/29 03:50
MSDとバイエル薬品は5月28日、高脂血症治療薬のロスーゼット配合錠(一般名:エゼチミブ/ロスバスタチンカルシウム)を発売した。両社が共同販売を行う。小腸からコレステロールの吸収を阻害するゼチーア錠の有効成分であるエゼチミブと、コレステロールの生合成を阻害するロスバスタチンを配合する。既に両成分の併用をしている患者や、スタチン製剤で管理目標値に達しない場合の選択肢の1つとなる。通常、成人に対し食後に1日1回1錠。14日の投与日数制限はない。
効能・効果は「高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症」。エゼチミブ10mgに対し、ロスバスタチン2.5mgを配合したLD錠と、5mgを配合したHD錠の2規格がある。薬価は両規格とも1錠 177.00円。中医協の資料によると、市場予測はピーク時6年後で販売金額135億円。
両社は18年4月、エゼチミブとアトルバスタチンカルシウムを配合したアトーゼット配合錠を発売し、共同販売をしている。