日本化薬 新社長に涌元常務が内定 バイオ医薬特命担当役員を新設
公開日時 2019/05/27 03:50
日本化薬は5月23日、涌元厚宏取締役常務執行役員セイフティシステムズ事業本部長が新たな代表取締役社長に内定したと発表した。2015年6月から社長を務めている鈴木政信氏は相談役に退く。交代理由は開示していない。6月25日に開催する定時株主総会と取締役会を経て正式決定する。
併せて、バイオ医薬特命・医学担当役員を新設する。バイオシミラーなどバイオ薬に注力するのが狙い。同担当には、現在の医薬事業本部長の南部静洋氏が常務執行役員として就任する。南部氏の異動に伴い、取締役常務執行役員医薬事業本部長には、執行役員の小泉和人医薬事業本部信頼性保証本部長が就く。
涌元氏は1957年3月生まれ、62歳。1979年に早稲田大学商学部卒業、同年に日本化薬入社。08年にセイフティシステムズ事業本部グローバル事業統括部長兼営業部長兼国内事業統括部営業部長、12年に執行役員、16年に取締役、常務執行役員となり18年6月から現職。