武田薬品 多発性骨髄腫治療薬・ニンラーロの適応追加を申請 自家造血幹細胞移植後の維持療法で
公開日時 2019/04/26 03:50
武田薬品4月25日、多発性骨髄腫治療薬・ニンラーロ(一般名:イキサゾミブクエン酸エステル)に「自家造血幹細胞移植後の多発性骨髄腫に対する維持療法」の適応を追加する申請を日本で行ったと発表した。
申請は、主に無作為化プラセボ対照二重盲検の多施設共同国際第3相試験(「TOURMALINE-MM3試験」)の結果に基づく。治験では、大量化学療法および自家造血幹細胞移植に奏効した成人の多発性骨髄腫患者を対象に、無増悪生存期間(PFS)に対するニンラーロの維持療法の有効性をプラセボと比較検討した。その結果、ニンラーロ群がプラセボ群と比較して病状進行または死亡リスクで28%の低下、無増悪生存期間で39%の改善を示した。
同剤は「再発または難治性の多発性骨髄腫」の効能・効果で、2017年5月から販売している。