2019-20シーズンのインフルワクチン 3つの製造株を了承 厚労省小委
公開日時 2019/04/09 03:50
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通部会季節性インフルエンザワクチンの製造株について検討する小委員会は4月8日、2019-20シーズンの季節性インフルエンザワクチンの製造株について3つの亜型を了承した。
了承されたのは▽A型H1N1、▽B型山形系統、▽B型ビクトリア系統-。このうちA型H1N1は、昨シーズンの推奨内容から変更があった。
このほか候補株に上がっていたA型H3N2については、WHOの推奨が3月21日に持ち越されたことから、今回の了承は見送られた。通常、製造候補株については、WHOの推奨から1~2か月かけて国内メーカーで増殖性などの製造効率を確認する。今回了承された3つの亜型では、2月21日に推奨されおり、1か月間の遅れが生じていた。
このため厚労省では、4月中に再度、同委員会を開催し、同亜型について検討を行う方針。