ロート製薬 次期社長候補に杉本氏 元武田コンシューマーヘルスケア社長
公開日時 2019/01/08 03:50
ロート製薬は1月4日、元武田コンシューマーヘルスケア社長の杉本雅史氏が次期代表取締役社長候補として内定したと発表した。ヘルスケアビジネスの強化、国際展開の加速を理由に挙げている。現会長兼社長の山田邦雄氏は、代表取締役会長となる。6月開催予定の定時株主総会、取締役会を経て正式決定する。
杉本氏は18年6月に武田コンシューマーヘルスケアを退社、まずはロート製薬に1月15日付で戦略アドバイザーとして入社する。杉本氏は1961年8月生まれ57歳。東京薬科大学薬学部を卒業後、武田薬品に入社した。
ロートは杉本氏の起用理由について「2月に創業120周年を迎える、これを機にヘルスケアビジネスをより進化させること、併せて再生医療等の新規事業領域をビジネスベースに発展させ、またグローバル戦略においてもさらなる加速をしていくため、ヘルスケア分野で長年実績のある杉本氏に就任いただき、経営の強化を図る」と説明している。