潰瘍性大腸炎・クローン病治療における PHR/PROを活用した患者さん中心医療の実践
公開日時 2018/08/31 00:00
医療法人錦秀会インフュージョンクリニック院長伊藤裕章従来のパターナリズムからコンコーダンスモデルに医療が変化し、チーム医療の重要性が認識されていく中、患者さん自身が積極的に治療の意思決定や治療に取り組むことは、治療効果を高める可能性がある。しかし、患者さん自身が行動変容を起こすまでにはさまざまなハードルがある。患者さんが行動変容をするためには、患者さんが『治療してよかった、変わってよかった』と感じることが大切だが、そのためには支援する医療チーム、適切な情報、そして近年では「医療ICT」の活用がカギとなる。「医療ICT」は患者さんの意識変革や行動変容を促すだけでなく、医療の効率化を促進する可能性もある分野だ。より使いやすい、ニーズに合ったサービスが日本でも数多く登場している。私自身がサービス開...