公益財団法人東京都保健医療公社 山口 武兼理事長
公開日時 2018/07/31 00:00
地域医療構想と地域包括ケアシステムをつなぐ超高齢社会の到来を前に、地域医療提供体制、病床機能の再編が本格化する。地域医療を守る医療機関は、生き残りを懸けて次の一手を打ち出し始めた。そこで、この連載では、病院トップへのインタビューを通じ、地域医療の課題にどのように取り組んでいるのかを紹介する。今回は東京都保健医療公社の山口武兼理事長。同公社は、東京都、東京都医師会、それに東京都歯科医師会の出資により成り立つ公益財団法人で、豊島病院(板橋区、許可病床470床、市岡正彦院長)をはじめとした都内6病院とがん検診センター(府中市、阿部和也所長)を運営する。山口理事長は、公社病院は地域医療構想と地域包括ケアシステムをつなぐことに存在意義があると指摘。地域の中小病院と診療所をコーディネートして、適切な医療...