厚労省・17年度広告活動監視モニター
公開日時 2018/05/31 00:00
不適切疑い5か月間で67件企業・業界の自主規制「必ずしも十分ではない」厚生労働省医薬・生活衛生局の監視指導・麻薬対策課は5月11日、「2017年度医療用医薬品の広告活動監視モニター事業」の最終報告を公表し、薬剤師・DI担当者などモニターを通じて、疑義報告があったMRやMSLの広告・宣伝活動が5か月間で延べ52製品、違反疑い項目が延べ67件あったと公表した。医局説明会やインターネット上の会員サイトなど“クローズドな場”で、海外データや社外秘データなどを活用する例が複数報告され、資料を回収する事例も散見された。同省は、このような事例が17年度に続き報告されたことを問題視した。一方で、製品情報概要など資材でも不適切事例が報告されたことから、「企業あるいは業界による自主規制は必ずしも十分ではない」と...