ギリアド C型肝炎治療薬を承認申請 直接作用型抗ウイルス薬治療不成功の患者など対象
公開日時 2018/05/16 03:50
ギリアド・サイエンシズは5月15日、のC型肝炎ウイルス(HCV)感染症治療薬としてソホスブビルとベルパタスビルの配合錠を日本で承認申請したとは発表した。非代償性肝硬変患者と直接作用型抗ウイルス剤(DAA)治療不成功の患者を対象にした新規配合剤で、1日1回投与。
ソホスブビルはソバルディ錠として販売され、ベルパタスビルはNS5A 阻害作用を有する新有効成分。15日付で申請した。C型非代償性肝硬変患者を対象とした国内フェーズ3では、12週間投与した結果、92%の患者がSVR12(治療終了後12週時点のウイルス量が検出限界未満)を達成した。直接作用型抗ウイルス薬による前治療不成功のジェノタイプ1型又は2型の患者を対象とした別の国内フェーズ3では、リバビリンを24週間併用投与した結果、97%の患者がSVR12 を達成した。
欧米では既に承認を取得し、Epclusaの製品名にて販売されている。