爪白癬外用薬ルコナック 処方医の8割が「今後、処方増やす」
公開日時 2018/03/31 00:00
第一選択薬の意向、皮膚科医で低くデバイスの改良求める声も爪白癬の治療薬は現在、経口抗真菌薬のイトリゾール、ラミシール、外用薬のクレナフィン、ルコナックの計4剤ある。国内外のガイドラインでは、一部の病型を除いて内服薬による治療が推奨されているものの、イトリゾールは相互作用が多いため併用禁忌や併用注意の薬剤が多く、ラミシールは肝障害などの全身的副作用に注意しなければならない。このため肝障害を持つ患者や併用薬の多い高齢者などに対しては長らく薬物治療ができなかったが、その状況を変えたのが2014年9月に発売された外用薬のクレナフィンである。爪の表面に塗布して皮膚糸状菌に薬物成分を到達させるため、全身的副作用のリスクを限りなくゼロに抑えることができる。クレナフィンを発売する科研製薬は当初、発売から7年...