17‐18年シーズンの抗インフル薬 イナビルがシェア52%
公開日時 2018/03/31 00:00
18年1月の処方数量、前年ピーク月の1.5倍猛威裏付け2回以上の処方も増加シーズン序盤のワクチン供給不足に始まり、大規模な流行、そして終盤になって「単回経口投与」の新薬ゾフルーザ錠の承認、緊急薬価収載と、17年冬から18年春(以下、17年シーズン)にかけて、インフルエンザをめぐる話題には事欠かないシーズンだった。では、17年シーズンの抗インフルエンザウイルス薬(以下、抗インフル薬)の使用状況はどうだったのか。いつものように医療情報総合研究所(JMIRI)の調剤レセプトデータで見てみる。なお、データは調剤薬局の調剤レセプトを用いているため、注射薬ラピアクタ(一般名:ペラミビル)は分析の対象外である。また、毎年の「シーズン」は原則11月~翌年1月の3か月間と定める。17年シーズンは、厚労省が流行...