再発・難治の多発性骨髄腫薬カイプロリス 処方増意向は8割超
公開日時 2018/02/28 00:00
高い有効性背景に抗体医薬ダラザレックスの登場で位置づけ検討との声も再発・難治性の多発性骨髄腫の治療は、2006年に上市されたプロテアソーム阻害薬ベルケイドなどの分子標的薬の登場で大きく予後が改善されるなど、劇的に変化した。そして、15年から新薬が相次ぎ承認され、治療選択肢が広がるとともに市場は拡大を続けている。なかでも16年8月に発売されたカイプロリスは次世代型のプロテアソーム阻害薬として、その効果の高さから再発・難治例の第一選択薬候補と期待が高いが、17年には日本初の経口プロテアソーム阻害薬ニンラーロ、さらに抗体医薬品ダラザレックスが発売され、激戦の様相を呈している。このようななか今回はカイプロリスを取り上げ、臨床現場でどのような評価を受けているのかを調査した。調査は、医療情報サイトを運営...