日本ケミファ 抗うつ・抗不安候補薬がAMEDの実用化支援事業に採択 2~3年内の臨床入り目指す
公開日時 2018/02/05 03:50
日本ケミファはこのほど、抗うつ・抗不安薬として開発している「NC-2800」について、実用化を支援する日本医療研究開発機構(AMED)による2017年度「医療研究開発革新基盤創成事業」に採択されたと発表した。現在、非臨床試験段階で、日本ケミファは2~3年内の臨床試験入りを目指す。
1月11日の発表によると、抗うつ・抗不安薬としては新しい作用となるオピオイドδ受容体作動薬で、同受容体の活性化で症状の改善が期待され、便秘、呼吸抑制、依存といった既存薬が持つ課題を克服できる可能性が認められて、今回採択に至ったという。同剤は、AMEDが支援する筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構、北里大学、国立精神・神経医療研究センターとの共同研究で見出された。