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ムンディ 申請準備中の麻酔・鎮静剤レミマゾラムを日本に導入 独パイオン社から

公開日時 2017/12/20 03:50

ムンディファーマは12月19日、独パイオン社が開発する麻酔・鎮静剤レミマゾラムの日本での独占的ライセンス契約により開発、商業化の権利を取得したと日本法人を通じて発表した。現在、全身麻酔の適応症で承認申請準備段階という。ムンディは重点である疼痛領域の強化につなげたい考え。

ムンディは、契約により同剤の製造販売承認取得と販売を引き継ぎ、同剤の申請を行い、承認後のプロモーション、販売は自社で行うとしている。申請時期のめどは開示していない。「全身麻酔の導入および維持」の適応症での製造販売承認申請後、集中治療室(ICU)入室中における鎮静や内視鏡診療における処置時の鎮静への適応拡大を進める方針。今回の契約に伴い、ムンディはパイオンに契約一時金として100万ユーロを支払う。

レミマゾラムは、超短時間作用型の、ベンゾジアゼピン系静脈麻酔・鎮静剤で、組織中エステラーゼにより直ちに代謝されて不活性代謝物となり、肝臓のシトクロム依存的経路により代謝されない。他のベンゾジアゼピン系薬剤と同様に、ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤であるフルマゼニルの投与により、鎮静状態、麻酔を即座に中止することができる。

 
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