中外製薬 アラグリオ顆粒剤分包を19日発売 膀胱がん切除術時の腫瘍病変の可視化に
公開日時 2017/12/19 03:50
中外製薬は12月18日、膀胱がん切除術時に腫瘍病変を可視化するために用いるアラグリオ顆粒分包1.5g(アミノレブリン酸塩酸塩)を19日に発売すると発表した。この薬剤は、開腹せずに尿道から手術用内視鏡(膀胱鏡)を挿入し、膀胱を温存しながら腫瘍を切除する「経尿道的膀胱腫瘍切除術」で用いる。青色励起光の照射により腫瘍病変が赤色蛍光を発することを利用し、比較的早期の膀胱がんで筋層に浸潤していない「筋層非浸潤性膀胱がん」の識別性を向上させる。それにより、術後の再発や進展を抑制することを期待する。SBIファーマが開発、承認申請した。薬価は1.5g1包で7万4873.70円。