ノバルティス 慢性骨髄性白血病薬タシグナ、50mg製剤の承認取得 既存薬より小さく
公開日時 2017/09/06 03:51
ノバルティスファーマは9月5日、慢性骨髄性白血病治療薬タシグナ(一般名:ニロチニブ塩酸塩水和物)について、50mgカプセルの剤形追加の承認を取得したと発表した。承認日は9月4日付。薬価収載後に発売する。
既存の150mgカプセル、200mgカプセルの2種類は比較的サイズが大きい。このため、50mgカプセルは投与時の利便性や飲みやすさの向上を目的として、既存2剤より3割ほど小さいサイズで開発された。また、17年2月10日に承認申請した小児適応の将来の使用も考慮している。
ちなみに、各製剤のサイズは200mg カプセルが直径21.8mm、短径 7.6mm、150mg カプセルが同19.4mm、6.7mm、50mg カプセルが同14.5mm、5.3mm――。タシグナはアデノシン三リン酸(ATP)と競合的に拮抗し、BCR-ABLチロシンキナーゼを阻害することで効果を発揮するチロシンキナーゼ阻害薬。