17年9月号連動 がん免疫療法薬キイトルーダの処方医コメント一覧
公開日時 2017/08/31 00:01
がん治療に大きな変革をもたらしつつある免疫チェックポイント阻害薬は、現在、オプジーボとキイトルーダの2種類が知られている。ともに抗PD-1抗体であり、がん細胞表面のPD-L1が、T細胞表面にある免疫攻撃のブレーキ機能役のPD-1と結合することを阻止し、免疫によるがん細胞への攻撃を継続させる。現在、患者数も多い切除不能・再発非小細胞肺がん領域でどちらの薬剤がより処方されるのかに注目が集まっているが、両薬の違いは、(1)キイトルーダは一次治療から使用可能だが、オプジーボは二次治療以降(2)キイトルーダはコンパニオン診断薬によるPD-L1陽性確認が必要(3)投与間隔はオプジーボが2週間毎、キイトルーダが3週間毎(4)投与量はオプジーボが体重換算、キイトルーダは定用量――の4点である。今回は、先行薬...