ジーンテクノ、アインHD等4社 幹細胞治療で新会社 糖尿病性腎症の再生医療等製品の開発目指す
公開日時 2017/06/08 03:50
バイオベンチャーのジーンテクノサイエンスは6月7日、アインホールディングス(HD)、北洋銀行、投資ファンドのほっかいどう地方創生投資事業有限責任組合と、幹細胞治療を事業化するための新会社「ミネルヴァメディカ」(本社:札幌市 代表取締役 河南雅成氏)を設立したと発表した。札幌医科大学と共同研究契約を締結し、解剖学第二講座の藤宮峯子教授が研究を進めている糖尿病性腎症の自己骨髄間葉系幹細胞を用いた治療法の実用化を進める。将来的には、再生医療等製品としての承認を取得を目指すとしている。
新会社は5月22日に、再生医療等製品の開発を主な事業として設立された。資本金は1億円で、4社それぞれ25%ずつ出資した。代表取締役の河南氏はジーンテクノの取締役会長。
発表によると、動物実験において一定の効果が得られているという。同社は、この共同研究の成果を生かし、安定した細胞製造体制の整備や安全で効果的な治療法につなげる考え。