MSD 抗PD-1抗体キイトルーダ 尿路上皮がんの効能追加を申請
公開日時 2017/05/08 03:50
MSDはこのほど、抗PD-1抗体キイトルーダ(一般名:ベムブロリズマブ(遺伝子組換え))について、局所進行性または転移性の尿路上皮がんの効能追加を申請したと発表した。申請は4月28日付。
尿路上皮がんは尿路上皮から生じる腫瘍の総称で、膀胱がん、腎盂がん、尿管がん、尿道がんを含む。尿路上皮がんのうち膀胱がんが大部分を占め、日本の膀胱がん患者の推定総患者数(有病者数)は約6万6000人、推定新規患者数(罹患者数、15年)は約2万1000人で、罹患率は増加の一途をたどっている。
キイトルーダは日本で、根治切除不能な悪性黒色腫、PD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんの効能・効果で承認されている。再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫の効能・効果は申請中。