未来能力研究所柿崎大司いまから10年前、ある外資系企業がPDCAサイクルを「見える化」＋「高速サイクル」で定着させようとした。しかし、いまだ実現されていないという。しかし、ほぼ同じころに導入した企業の中には営業卓越性であるオペレーショナル・エクセレンスの一つになり、ミクスの『医師が求めるＭＲ調査2017年度』でトップ10にランクインしているところがある。両社で何が違ったのか、検証したい。速く回すと検証（C）が甘くなる「業界一速く回すことは支店長・所長のミッション」（大手内資）、「重要な医師にはPDCAサイクルは１週間、社内戦略は３か月単位で回す」（大手内資）など、経営環境の変化に対し、PDCAサイクルの高速化で対応する試みをしている企業がある。これは極めて理にかなった方法のように見える。しか...