サノフィとヤクルト本社 抗がん剤ザルトラップ点滴静注でコ・プロ契約
公開日時 2017/02/07 03:50
サノフィとヤクルト本社は2月6日、サノフィが2016年4月に承認申請し、現在審査中の抗がん剤アフリベルセプト ベータ遺伝子組換え(製品名:ザルトラップ点滴静注)について、日本国内でのコ・プロモーション契約を締結したと発表した。予定適応症である結腸・直腸がんは国内患者数が最も多いがんであることから、サノフィは単独のプロモーションより、がん領域に強いヤクルトと組むことで製品の価値最大化を加速できると判断した。両社の役割分担など詳細は開示していない。
同剤は、「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品として、2月3日の薬食審医薬品第二部会で承認が了承されている。腫瘍への血管新生を阻害し、腫瘍増殖抑制作用を示すVEGF阻害薬。併用薬剤には、ヤクルト本社が扱う薬剤も含まれる。