ヤンセン 新規作用の多発性骨髄腫治療薬ダラツムマブを承認申請
公開日時 2016/12/26 03:51
ヤンセンファーマは12月21日、再発・難治性の多発性骨髄腫の治療薬としてダラツムマブ(遺伝子組換え)を日本で承認申請したと発表した。同剤は、骨髄腫の細胞表面に過剰発現しているシグナル伝達分子CD38に結合し、腫瘍細胞死に導くことに加え、患者の免疫機能の活性化により腫瘍細胞を攻撃する新たな作用を持つ。
同剤は12月に厚労省から希少疾病用医薬品の指定を受けており、承認審査では優先審査される。単剤療法、併用療法を含む形で申請した。併用薬剤など詳細は開示していない。発表によると、海外では、単剤療法で既に欧米で承認取得済。併用療法については、米国では承認取得、欧州では承認審査中。