東レ、日本たばこ、鳥居 そう痒症薬レミッチ 腹膜透析患者向けで効能追加申請
公開日時 2016/09/29 03:50
東レ、日本たばこ産業、鳥居薬品は9月28日、そう痒症改善薬レミッチカプセル2.5μg(一般名:ナルフラフィン塩酸塩)について、既存治療で効果不十分な場合の腹膜透析患者におけるそう痒症を適応症とした効能追加申請を同日付で行ったと発表した。現在は血液透析患者や慢性肝疾患患者におけるそう痒症(既存治療で効果不十分な場合に限る)で使用できる。
同剤は東レが創製した選択的オピオイドκ(カッパ)受容体作動薬。東レが製造販売元で、鳥居が販売している。3社は今回の効能追加承認を取得することで、「腹膜透析患者におけるそう痒症治療の新たな選択肢として、治療に大きく貢献できる」としている。