アトル 渡辺紳二郎社長の挑戦
公開日時 2016/08/31 00:00
福岡ALCを起爆剤にした新ビジネスと営業改革地域医療・介護の姿が変われば、エリアマーケットも変わる。その変化からビジネスチャンスをつかもうと、果敢に挑戦しているのが、地域密着で展開する医薬品卸だ。その動きを伝えるこの連載の第4回は、メディパルホールディングス傘下で、九州を拠点に事業展開するアトル(本社:福岡市)の挑戦。同社は医療施設から受注し直接配送できる都市型高機能物流センターALC(エリア・ロジスティクス・センター)を福岡市内に竣工し、7月から稼働させた。別々の供給ルートだった医療用医薬品、医療機器・材料、検査薬を一括して受注、配送できるようにしたのも特徴の一つ。全国卸傘下とはいえ、ALCの投資額120億円はアトルの自己資金。これは今後の事業発展・拡大を目論むことなしにはあり得ない。つま...