感染症週報 おたふくかぜ 報告数は今年最多
公開日時 2016/07/27 03:50
国立感染症研究所が7月22日に公表した感染症週報第27週(16年7月4日~7月10日報告分)によると、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告数は、約3000の小児科の1施設あたり前週より0.15人増の1.21人(=定点当たり報告数)と、今年最多となった。
今年これまで定点当たり報告数が最も多かった1月の第1週(1月4日~1月10日報告分)の1.20人を上回った。報告数は過去5年間の平均の約2倍にあたる。都道府県別で定点あたり報告数が2.0人以上は、山形(2.40)、新潟(2.07)、富山(2.24)、奈良(2.0)、佐賀(2.78)、宮崎(2.69)、鹿児島(2.31)--7県。
週により報告数の増減はあるが、例年より高い水準のまま、増加傾向を示してきた。例年の傾向からだと、ほぼピークにあるとみられる。