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JTの4成分配合抗HIV薬ゲンボイヤが緊急薬価収載へ 鳥居が販売

公開日時 2016/06/23 03:51

中医協・総会は6月22日、抗HIV薬「ゲンボイヤ配合錠」(日本たばこが製造販売、鳥居薬品が販売)を緊急薬価収載することを決めた。厚労省は29日に収載予定。薬価は1錠6942.10円。販売予測はピーク時10年後に投与患者数4200人、販売額106億円。

同剤はエルビテグラビル150mg、コビシスタット150mg、エムトリシタビン200mg、テノホビルアラフェナミド10mgの4成分を配合し、1回1錠を1日1回食後に投与する。

鳥居は2013年から4成分配合のスタリビルドを販売しているが、配合成分のうちテノホビルジソプロキシルフマル酸塩(TDF)を、テノホビル アラフェナミド(TAF)に置き換えたのが、今回収載される薬剤。TAF は、ギリアド・サイエンシズ社が創製した HIVの逆転写酵素阻害作用を示すテノホビルの新規プロドラッグで、ギリアド社が行った他の抗 HIV 薬と併用した臨床試験において、TAFはTDF の10分の1以下の投与量で TDFと同程度の抗ウイルス効果を示したという。また、TDFの安全性上の懸念である腎臓や骨への影響が軽減されることが示されているとしている。

抗HIV薬は、緊急に収載する薬剤となっている。

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