ストレスの飼い方 第16回(最終回) 「自分と相手の常識は異なる」が前提
公開日時 2016/04/01 05:00
一般社団法人日本心理療法協会椎名雄一、浜端望美この連載ではこれまで、ストレスチェック制度のことから、ストレスの変化のさせ方、気持ちの切り替え方などの対処法についてふれてきました。最終回の今回は職場でのストレスとうまく付き合うための基盤となる考え方をふたつご紹介します。ひとつめは、自分自身が感情の発生源になる可能性があるということです。会社員は1日の大半を仕事仲間と一緒に過ごします。もし、不機嫌な人と1日一緒にいなければいけない状況だとしたらどうでしょうか。不機嫌な人に話しかけるとき、ある人は「今話しかけて大丈夫かな、、」とビクビクし、またある人は「なんでそんなに不機嫌なんだ」と同じように不機嫌な態度で接します。そしてはじめに不機嫌にしていた人は、ビクビクした態度の人に苛立ったり、不機嫌な人に...