小野薬品とBMS がん免疫療法薬オプジーボ ホジキンリンパ腫の効能追加を申請
公開日時 2016/03/22 03:51
小野薬品とブリストル・マイヤーズは3月18日、がん免疫療法薬でヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体のオプジーボ点滴静注20mg、同100mgについて、再発または難治性のホジキンリンパ腫の効能追加を日本で申請したと発表した。申請は同日付。厚労省は16日に、オプジーボのホジキンリンパ腫の効能を希少疾病用医薬品に指定しており、優先審査の対象になっている。
ホジキンリンパ腫の国内年間患者数は約2000人と推定されている。初回治療として化学療法や放射線療法が行われ、再発または治療抵抗性が認められた場合には化学療法や自家造血幹細胞移植による治療が行われる。しかし、再発または難治性の場合は予後が悪いことから、新たな治療選択肢が求められている。
オプジーボは14年7月に根治切除不能な悪性黒色腫の効能・効果で承認・発売され、15年12月には切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんの効能を追加している。日本で両社は、がん患者向けに複数の免疫療法薬の共同開発、共同商業化、共同販促を含む戦略的提携関係を結んでいる。