エーザイ 医薬品製造子会社サンノーバを譲渡 アルフレッサHDへ16年4月に
公開日時 2015/12/21 03:50
エーザイは12月18日、医薬品製造子会社のサンノーバを、アルフレッサホールディングス(HD)に譲渡する契約を締結したと発表した。実施は2016年4月1日で、譲渡額は非開示。エーザイは、がんや神経領域の事業集中を進める中で領域外の事業子会社を譲渡するなどしており、今回もその一環。アルフレッサHDは傘下で医薬品製造・販売を行うアルフレッサファーマの製造受託事業の強化につなげる。
今後、サンノーバが同社の事業を承継する新会社(子会社)を2016年1月上旬の予定で設立し、サンノーバが持つ新会社の全株式をアルフレッサHDへ同年4月1日に譲渡する予定。14年度のサンノーバの売上高は約86億円、アルフレッサファーマは約260億円。
なお、エーザイは10月15日に、エーザイの消化器疾患領域事業と、消化器領域を強みとする味の素製薬を統合し、新会社「EAファーマ」を設立すると発表。11月20日には診断薬事業を行う子会社エーディアの全株式を積水化学に譲渡することを明らかにした。さらに同月26日には、医薬・化粧品原料、食品・食品添加物、栄養・健康食品原料の開発、販売、輸出を行うエーザイフード・ケミカルの全株式を三菱化学フーズに譲渡すると発表している。