執筆協力：漢方スタイリスト・養生薬膳アドバイザー河村千影先生仕事や忘年会で、ひときわ慌ただしいシーズンですね。医療や健康の最前線でお仕事をしている皆さんでも、つい自分の健康のことは後回し・・・ということはないでしょうか?今回は、江戸時代から伝わる「養生」についてお伝えしたいと思います。江戸時代から伝わる健康指南書「養生訓」養生について語るには江戸時代の儒学者、貝原益軒（1630-1714）の「養生訓」は欠かせないでしょう。現代風に訳すと「健康法」に近いかもしれません。39歳の時になんと22歳年下の女性と年の差婚をし、職を退いた70歳ごろから書籍出版の勢いを増し、83歳の時に自らの健康法を取り入れて執筆した「養生訓」がベストセラーになり、平均寿命が40歳台だった時代に84歳まで生きたという、な...