卸5社第二四半期決算、妥結率UP・価格交渉平穏 増収増益もギリアドで売上に格差の新潮流!
公開日時 2015/11/30 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●未妥結減算2年目で初の高妥結率下の薬価調査・営業利益は回復も格差0.2~1.3%●売上伸び率①スズケン10.6%②東邦7.6%③V-K6.7%④メディセオ5.6%⑤アルフレッサ5.0%未妥結減算導入2年目のこの9月は、「確認書」の負担軽減措置も導入され昨年のような混乱は回避、価格交渉も概ね平穏に推移した。昨年は2年分の価格を提供したため、交渉の余地はないのが実態だろう。この結果、売上で90%超の取引が薬価調査の対象になり、値引率が大きい大口取引先も含めた調査精度向上がはかれた。メーカーは乖離率が拡大の懸念を抱える。15年度第二四半期卸決算は平穏な交渉と、消費税落込みの回復と好調な新薬が加わり、各社とも増収増益となった。しかし売上の伸びの格差は大き...