「伝わる」コミュニケ-ションを考える。改めて知ろう、医薬品のマーケットのこと。
公開日時 2015/05/31 00:00
2回にわたり、医療用医薬品のコミュニケーションをテーマにお届けします。今回はコミュニケーションの前提となる医薬品マーケットの特殊性について、次回は薬剤特性や副作用の啓発だけでなく、患者さんの積極的な治療参加支援の観点からも、製薬企業のサポートへの期待が高いB(医療者)toC(患者さん)のコミュニケーションについてお届けします。「医薬品は特殊である」、その理由。①商品の外観からは、特性が把握できない。医薬品は消費材と違い、錠剤などの医薬品そのものの形や大きさ、製品名等から薬剤の特性を把握することはできません。そのため特性や臨床効果等のエビデンス情報を、ターゲットである医療者に伝わるようメッセージを抽出して、端的に伝える必要があります。すなわち医薬品はつねに情報とひとつになって初めて商品として成...